視聴率30%を記録した高田みづえ&大関 若嶋津の披露宴
好対照の体格の2人だが、鹿児島県出身の同郷同士のカップル。2人のなれ初めはこの3年半前の雑誌の対談だった。もともと若嶋津は高田のファン。
それ以前の雑誌のインタビューでも「理想の女性は」という質問に対して「高田みづえ」と答えるほどだった。この対談でもすっかり意気投合したという。
だが、結婚するのではと報道されたのは前年暮れになってからのこと。若嶋津はその報道に対して表向きは否定のコメントを出したが、ちょうどそのころ家族に高田との結婚を相談していたという。
その直後の紅白で7回目の出場を果たした高田に対して、司会の森光子は「今年の紅白はみづえさんにとって、きっと一生忘れられないステージになると思います」との異例の紹介をする。
高田はヒット曲の「秋冬」を歌った。歌唱力には定評があったが、この一言に反応したのか、様子がおかしい。嗚咽(おえつ)をこらえたような表情になり、いつもの声が出ない。2コーラス目には涙が止まらなくなり、かろうじて歌い上げた。森光子と紅組リーダーの水前寺清子、森昌子らが駆け寄って支えた。