ソチ五輪解説も好評 松岡修造が“脱熱血”できた理由

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 フィギュア選手6人相手の時は、「バンクーバーの時は悔し涙でした。今回はどんな涙でした?」とやさしく浅田真央に振り、「うれし涙です」という一言を(誘導尋問的だが)引き出した。笑わせたり泣かせたり、芸人よりうまい“回し”をやり、視聴者からも「うるさいだけだったのに、最近は松岡の解説が泣ける」という評判が増えた。

 これには理由がある。テレ朝はただやかましく、「がんばれ!」と精神論しか語れなかった松岡を「報道ステーション」で経験を積ませ、「熱血!ホンキ応援団」というキャスター育成のためとしか思えない番組を持たせ、じっくり育てた。逆にTBSは高橋尚子を「総力報道!」のメーンのひとりに据えたのに、数字が悪けりゃあっさり使い捨て状態。育てる、育てないの姿勢の違いが今のテレビ朝日とTBSの数字の違いに直結している。

 今夏、サッカーW杯に松岡が行けば、ブラジルは熱くなるか?

(作家・松野大介)

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