二階堂ふみ、黒木華…映画界は“第2世代”若手女優が花盛り
注目度では、昨年のベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した黒木華も負けてはいない。山田洋次監督の「小さいおうち」で演じた戦前のお手伝いさん役が、世界と日本で高く評価された。
「小さいおうち」は主演だった松たか子が本来なら受賞してもおかしくなかったのに、黒木の受賞となった。これだけをとっても、いかに演技力と存在感が圧倒的だったかがわかる。
今年18歳の橋本愛も絶好調である。
中島哲也監督の大ヒット作「告白」で注目され、12年度の国内の映画賞を総なめした「桐島、部活やめるってよ」に出演。昨年は「あまちゃん」で一躍、お茶の間に知れ渡った。今年は「渇き。」にも出演、狂気じみた男を演じる役所広司を相手に、堂々と渡り合った。
昨年、モスクワ国際映画祭審査員特別賞の「さよなら渓谷」、カンヌ国際映画祭審査員賞の「そして父になる」に出演した真木よう子は少し先輩格か。「さよなら渓谷」で見せた濡れ場や体当たり演技には絶賛の声が寄せられた。今年は秋に松田龍平らと共演する「まほろ駅前狂騒曲」が待機中だ。