物マネ芸の団しん也 世界遺産「富岡ふるさと大使」で奔走中
富岡製糸場が世界遺産に決まったのは今年6月のこと。団さんも帰郷し、吉報を待った。
「市から招かれ、前日から地元入りしてた。ところが、決まったのは1日ずれて21日の夕方。イライラしたねぇ。だけど、決定するや、ちょうちん行列や祝賀パレードで大盛り上がり。オレは人力車に乗せられ、お大尽気分で祝ってきたよ」
さらに富岡製糸場は最近、「国宝指定」にも内定。ふるさと大使は、ますます忙しくなりそうだ。
■銀座で月1回ライブ開催
さて、団さんは22歳で芸能界入り。高校3年のとき、素人モノマネ番組「歌まね読本」(TBS系)での優勝をきっかけに作曲家の古賀政男の内弟子となり、「あいつにゃあいつの夢がある」で歌手デビューした。
「不肖の弟子でさ。歌の勉強の代わりにモノマネばっかりやって、おまけに役者に憧れ、東宝芸能学校に通ってた。東宝では西岡徳馬が同期だったよ。そんなことで先生に呆れられつつも、どうにか歌手デビューを果たしたんだけど、歌の世界はそんなに甘くはない。まったく売れず、それから10年余はキャバレー回りの毎日。名ばかりのレコード歌手だったな」