元ちびっこギャング藤井一男さん 相方との“劇的再会”を語る
80年代半ば、「オールナイトフジ」「夕やけニャンニャン」などのバラエティーやお笑い番組で超売れっ子だった、ともに身長161センチと小柄なコンビがいた。「ちびっこギャング」だ。そのひとり、藤井一男さん(56)は今どうしているのか。
「越川から“ウチの劇団にゲスト出演してくれないか?”って声をかけられた時は、マジ、ものすごくうれしかったですよ。実は21年前、コンビ解消した当時は互いに恨みつらみでケンカ別れ同然でしてね。それが15年くらい経って、大江戸線の西新宿五丁目駅でバッタリ再会した時は、会った瞬間、過去のことは何もかも吹っ飛んじゃって、熱烈にハグし合った。以来、オーバーじゃなく、死ぬまでにもう一度、2人でやってみたいとずっと思ってました」
西新宿五丁目駅から徒歩7分の劇団「D.K HOLLYWOOD」の稽古場で会った藤井さん、こういってほほ笑んだ。同劇団はかつての相方、越川大介さんが主宰し、海外公演も行うなど評価も高い。
「5月27日から31日まで新宿のシアターサンモールである劇団20周年記念の『NEW YORK NEW YORK』、これはちびっこギャング時代に公演したものの再演なんです。ボクと越川は同時期に青年座で演劇を学んだ仲で、コント以外に芝居もやってました」