桑野信義が振り返る 高給蹴ってシャネルズ加入後の貧困生活

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“くわまん”のニックネームで親しまれている「ラッツ&スター」のトランペッター、桑野信義さん(58)。音楽活動以外にも、志村けんの「バカ殿」シリーズの家老役が大ウケするなどコメディアンとしても一目置かれている。そんな桑野さんの苦しかった下積み時代とは……。

■倉庫で梱包、トラックで配送、いろいろやりました

 ウチのおじいちゃんは軍隊でラッパをやっていました。その流れで父は戦後、全国各地の進駐軍のキャンプ巡りをしたり、ラジオやテレビの音楽番組に出演するトランぺッターでした。ジャズが得意でしたが、変わったところでは、1963年11月から64年12月までTBSで放映されたSFアニメ「エイトマン」の主題歌も吹いてます。ユーチューブで検索すると、当時の演奏がバッチリ聴けちゃうんですよ。

 そんな環境だから、物心ついたころからトランペットは身近にあって、いずれボクもトランぺッターに……。そんな家でした。

 それで、高校3年のころには新宿の旧コマ劇場の近くにあった「ステレオホール」とか有楽町の「ツインタワー」ってダンスホールのバンドに入り、修業させてもらってました。それがこの世界に入るきっかけです。もちろん、ノーギャラですよ。見習いでしたから。

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