15年ぶり“再デビュー” 歌手・木村佳乃の気になる歌唱力
「エッ、木村佳乃(39)って歌手だったの?」――25日のニュースを見た読者の大半はこう思ったに違いない。
それによると、木村は3月に公開される映画「星ガ丘ワンダーランド」の主題歌「雪明り 星明り」をレコーディングしたそうだが、実はコレ、01年にアルバムをリリースして以来15年ぶりの歌声披露なのだという。木村がアルバムを出していたとは寡聞にして知らなかったが、本紙に「あのヒット曲を追っかけろ!」を連載している元DJでコラムニストの橋本テツヤ氏はこう言った。
「たしか彼女が22歳の頃じゃないかなぁ、ポニーキャニオンから『イルカの夏』とかいう曲でデビューしているはずです」
調べてみると、まさにドンピシャリ。木村は98年6月、同タイトルの楽曲で歌手デビューしていた。橋本氏は当時、木村に会って話を聞いたこともあるという。
「あれは日本アカデミー賞の受賞パーティーでした。その前年、木村さんは『失楽園』で映画デビューしていて、98年に日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞していたんです。会場では席が向かい合わせになったので、一言二言話した覚えはありますが、歌については聞かなかったなぁ。もっとも、当時、僕はラジオDJをしていましたから『イルカの夏』を聞いた覚えはあります。歌唱力ですか? ウーン、お世辞にも上手とは言い難かったですねぇ。普通、歌手というのはお腹から声を出して、喉で共鳴させるのですが、それができてなかった。彼女はすでに96年にドラマデビューしていたから、まぁ『女優さんの余技』という印象でしたね」