ゴルフにハマり早大辞す あの大槻教授エージシュート連発

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 テレビでオカルト番組が大量に放送されていた90年代、舌鋒鋭くそれらを否定・批判しまくっていた物理学者がいた。早稲田大学の大槻義彦教授(79)だ。今どうしているのか。

 大槻教授に会ったのは、地下鉄早稲田駅から徒歩5分のリーガロイヤルホテル東京1階のガーデンラウンジ。

「早稲田大学は70歳の定年になる前の66歳で辞めました。ゴルフをやる時間が取れなくて」

 えっ、ゴルフのために大学教授の職を捨てた?

「『パリティ』という真面目な物理科学雑誌を出している出版社の人に64歳の時、無理やりやらされたら、一発でハマっちゃった。それまで運動は一切やったことがなかったのに」

 のっけからズッコケさせてくれるなぁ。

「最近は年間140回、サイパンに2カ月、カナダのバンクーバーに3カ月滞在し、サイパンでは1日おきにプレーしました。コースを回るには2人以上必要だから、家内にも三拝九拝してやってもらってね。スコア? 3回に1回くらいエージシュート。10年ほど前、ブルーバックスで出した『ゴルフ上達の科学』は十数万部売れたんじゃないかな。ゴルフは物理学、力学の独壇場。よく理解して練習すれば必ず上達する。優勝したければ教えてやろう、と思うんだけども、日本のプロゴルファーは勉強が嫌いだから、怖がって近寄ってこないんだよ、ハハハ」

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