米でテロ対策学ぶ 異色お笑い芸人REINAが見た日本の課題
バングラデシュで日本人7人を含む20人が殺害されたテロ。米ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、容疑者リストに日本に滞在していた男が含まれていると報じた。立命館大で准教授をしていた人物で、事実とすればイスラム国のテロリストが日本に潜伏していたことになる。テロリストの現状はどうなっているのか?
米ブラウン大学とハーバード大学院でテロ対策を学んだお笑いコンビ「セクシーチョコレート」のREINAさん(28)。CIAの内定を辞退し、インターポールのテロ対策部の研修生として働いた異色の経歴を持つその道のプロだ。
「日本は島国で、入国審査が厳しいことからテロ攻撃は受けにくい環境にあります。ただ、最近のテロの傾向は、1人もしくは2人で実行する“Lone Wolf”が主流になっていて、アルカイダなどの過激な考えを信奉する個人が、自分で計画し、実行する。ボストンマラソンの爆破テロも、兄弟2人で実行しています。日本政府は各国と連携し、グローバルなテロ対策に参加するとしています。テロリストからのリアクションはあると考えられます。危機感を持った方がいい」