“美声”の元大関 増位山太志郎さんが感謝する2人の恩師

公開日: 更新日:

 これは売れた。120万枚を超えるミリオンセラーです。その後も年2枚のペースで新曲を出し、一番のヒット曲「そんな女のひとりごと」をリリースしたのが77年8月25日。作詞は木未野奈先生です。この方はネットで調べてもどんな人かよくわからないと思いますよ。だって曽根さんのペンネームですから。そんなちゃめっ気もお持ちでした。

■「増位山は歌ばっかり歌ってる」のやっかみ

 これは年をまたいでロングセラー。おかげさまで130万枚超を記録して78年の日本有線大賞・有線音楽賞とベストヒット賞を獲得。辞退させられたけど、紅白歌合戦からのオファーもありました。

 やっかみ? あったあった。どこに行っても「そんな女の」が聞こえてくるでしょ? だから「増位山は歌ばっかり歌ってる」って誤解されてね。有線放送とかラジオの音楽番組で皿(レコード)が回ってるだけで普段は相撲で忙しい。私なりに稽古に打ち込んでいたけど、そうは思われてなかったようです。

 ただ、退職してからも歌手でいられるのは生みの親・小島さんと育ての親・曽根さんがいてくれたからこそ。ともに鬼籍に入られていますが、ご恩を忘れずに歌い続けていこうと思っています。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方