秋ドラマも独り負け…凋落フジに吹き荒れる“負の連鎖”
実はフジ社内の雰囲気も開局以来、最悪だという。上司のパワハラ疑惑や心を患う社員など“悪い話”が後を絶たないのだ。視聴率の低下とともに業績も悪化していて、今年の夏のボーナスはすでに3割カットされている。「楽しくなければテレビじゃない」を旗印に、わが世の春を謳歌したのも今は昔。最近ではテレビ東京の後塵を拝すことも多い。一体“元凶”は何なのか。社員らが異口同音に言うのが、亀山千広社長の悪評だ。ある社員は不満をこうブチまける。
「フジの幹部が集まる定例会があるのですが、そこで亀山さんが『今年の冬のボーナスをゼロにしろ』『リストラを検討しろ』と言い出しているらしいんです。業績を改善するために数字を作ろうとしているのですが、まずは自分自身がここまでの低迷を招いた責任を取れという話です」
失敗のツケを社員に押しつけるためのコストカットなら誰でもできる。フジにまず必要な“処方箋”は、成功体験から抜け切れない“亀のクビ”のすげ替えじゃないか。