田中真紀子氏が佐川宣寿元理財局長の証人喚問を各党に要請「文書は絶対にある!」
「文書は絶対にありますよ。捨てるわけがない!」
田中真紀子元外相が断言したのは、財務省が「捨てた」と説明している森友学園との土地取引に関する文書だ。文書の改ざんを命じられ命を絶った赤木俊夫さんの妻、雅子さんが情報開示を求め、ようやく4月に開示が始まったが、文書が74通も欠落していることが判明。財務省は8年前の事件発覚当初に政治家関係者に関わる文書を廃棄したと説明している。
これについて田中真紀子元外相が20日参議院議員会館で会見し、廃棄に責任のある佐川宣寿元財務省理財局長を国会で証人喚問するよう各党に要請したことを明らかにした。
「廃棄したという人を呼んで、なぜやったのか、誰の命令だったのか、やった結果どう思ってるんですかと問いただして、これを国民の前につまびらかに示す。これが日本が文化国家、民主主義国家であるということの証左になる」
佐川氏については2018年にも証人喚問が行われたが、刑事訴追の恐れを理由にほとんどの証言を拒否。すべての捜査が終わった今なら拒否する理由がなくなるとした。