普天間かおりが心動かされた 井上麻矢さんの沖縄への思い
シンガー・ソングライターとして2002年にメジャーデビュー。平和や命の大切さへの思いを込めた楽曲制作とライブで知られ、ボランティア活動にも熱心に取り組んでいる普天間かおりさん(43)。上演中の舞台「木の上の軍隊」(こまつ座)では初の女優に挑戦!
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井上麻矢さん(49)に初めてお会いしたのは昨年10月でした。柳橋(都内)にあるこまつ座さんの事務所です。その時は、舞台「木の上の軍隊」のガジュマルの精霊役の正式なオファーを頂いたのではなく、芸能界の知り合いの方を通じて「一度お会いしましょう」といった感じでした。
最初の印象は「私より6歳年上なのに、随分かわいい方だな」。
ところが、話してみるとすごく芯が強くて、6年前に亡くなられた劇作家であり、小説家の尊父・井上ひさし先生の作品をとても大事にされていらっしゃることを知りました。
そして沖縄の現実、私の活動、沖縄への思いなどを話し、麻矢さんのお気持ちもお聞きするうちに、だんだん引き込まれていったのです。