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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

芸能界も驚いた 成宮寛貴の電撃引退に“写と文”の威力痛感

公開日: 更新日:

 確かに、今週の一部女性誌では男性恋人とのパーティー写真を掲載するなど、後追い記事が出ているが、成宮報道の主体はあくまでも薬物疑惑。身の潔白を証明することなく引退では、「薬物追及から逃げた」というイメージしかない。

 これで一般人になっても、名前も顔も知られている成宮が普通の生活ができるだろうか、海外は世間の目を避けるためだろう。それにしても、「つぶしが利かない芸能界。薬物で捕まっても戻れる世界なのに、それをあっさり捨てるとは」と業界内でも驚きだった成宮の電撃引退。

 メッセージの中に「元々何もない自分をここまで育ててくれた」という文言がある。両親の離婚、母親との死別など小さいころから苦労してきた成宮。「イケメン」ブームもあり、事務所の力で「無」から「有」となった成宮。自力よりも他力本願で俳優になったことを象徴する言葉である。「また元に戻るだけ。今度は自力で這い上がってみせるよ」という見方もできるが――。

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