ジャニーズの屋台骨になった「嵐」 SMAPにない強みと課題
芸能ニュースは複雑な人間同士の絡み合いがあるほど関心度は高くなり、報道する頻度も増す。不倫はその典型だが、その不倫を吹き飛ばすほどの“ドロドロ”とした印象を与えてしまったのが昨年のSMAP解散劇だった。それは終止符になった大晦日も変わることはなかった。
一般社会なら、「長い間、お疲れさまでした」と社が音頭を取りSMAPとしての送別会が自然。それもなかっただけに、「メンバーだけでお疲れ会を」というのも道理。六本木の焼き肉屋で送別会を行っていた。メンバー結成から数えれば28年。苦楽を共にした話は尽きなかったはず。だが、報じた週刊誌によれば、木村拓哉の姿はなく元メンバーの森且行の姿があったという。木村に声をかけたか否かは定かではないが、木村の欠席は中居正広ら他のメンバーとのミゾの深さを改めて浮き彫りにした感がある。
「事務所が送別会に反対していた」という話もあり、ならば木村の欠席もうなずけるが、こんな話を昔からよく聞く。
「ジャニーズは冠婚葬祭を派手にしない事務所。所属タレントの結婚もこれまで誰一人、派手に結婚披露宴をした人はいないように。事務所創設50周年という記念すべき年を迎えた時も、仕事関係者を招いての創設パーティーをやらなかったほどですから、事務所としてSMAPのお疲れ会をやらなかったのもわかる」(芸能関係者)