フジTV局員は仰天…日枝会長が“院政”継続を堂々公言

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 同じく6月末、日枝氏自身も代表権のない取締役相談役に退く。約30年にわたってフジサンケイグループを牽引してきた重職から離れる形となる。その真意について多くの質問が飛ぶと、日枝会長は力強く宣言したという。

「これまでも執行上のことは社長に任せ、(自分が)指示したことはない。今後も新会長、社長をバックアップするだけ。ただし、グループ代表は催事が多いので続けます」

 歯切れも悪ければ、潔くもない。これじゃあ、引き続きグループ全体に影響力を残す「院政」を公言したようなものである。しかも、新体制にはCEO(最高経営責任者)、COO(最高執行責任者)の肩書がついていないことに質問が及ぶと、今度はこう回答したという。

「宮内社長は、CEOでもCOOでもある。嘉納君がバックアップしてくれると思う」

 要するに、わざわざCEOだのCOOだのつけなくても宮内正喜新社長(73)が“オールトップ”に変わりないと言いたいのだろうが、CEO体制を敷くとグループ代表に君臨する日枝氏自身の影響力は薄れる。嘉納修治氏(67)に至っては、現FMHおよびフジ社長からそれぞれ会長へ繰り上がったとはいえ、“お飾り”でしかない。

「会場にいたほぼ全員が、『嘉納さん要らないじゃん!』と心の中で呟いたでしょうね」(別のフジ関係者)

 表紙を替えても中身はそのまんまでは……。

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