お酒は控えめ松金よね子さん 唯一心待ち「西荻の会」語る

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 自分では楽しくて楽しくてしょうがないんだけど、周りから見たら酒の勢いを借りてやってるだけの芝居で、柄本さんたちに諭されて大いに反省しました。飲んで帰ってマンションの前で滑って転んだのに、“まあいいや”ってそのまま髪を洗って寝入ってしまい、朝起きたら枕に血がべったりというのもこの頃。

 劇団の先輩にお願いして、スナックでバイトしたこともありました。でもお客が来なくて。日給2400円でしたが、売り上げがそこまで行かない日も多くて申し訳ないことをしました(笑い)。

 若い頃、地方公演で1カ月間ホテル暮らしをしたことがありました。時間があるので毎日、共演の俳優さんの行きつけの店でウオツカをご相伴させていただいたら、ある日、突然皮膚に湿疹ができました。医者に行ったら「このまま飲んでいたら一生飲めなくなりますよ。1週間やめるか一生か、どっちかを選びなさい」と言われたので、軽い気持ちで「ビール少しくらいなら大丈夫ですよね」と返答したら「あなた、一生飲めなくてもいいんですね」と一喝されました。

 その厳しい先生のおかげで目が覚めました。それ以来、量をセーブするようにしました。もちろん仕事が終わったら軽くビールという楽しみは捨てたくないですけど。

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