酒の席でも“勝負事” ブル中野さんが語る全女のムチャ飲み
極悪同盟に加入したのはそんな時でしたから、まず受けたのがお酒の洗礼でした。都内や近郊で試合が終わるとダンプさんに連れられて行きつけの新宿2丁目のオカマバーに直行。朝まで飲んで騒いでってことは珍しくなかったんです。
でも、最初はすごい下戸。ウイスキーのボトルを半分も飲まないうちに気持ちが悪くなってすぐリバースするため、「いつでも対応できるよう、両耳にコンビニ袋の手提げ部分を引っ掛けて飲め!」ってダンプさんに言われる始末。まあムチャな飲み方をしました。ただ、そのおかげで強くなりましたね。私の知る限りで全女レスラーの酒豪番付をつくるなら、一に大森ゆかり先輩、二に私と1歳下の井上京子って感じでしょうか。
■「ついつい勝負事にしてしまう」
大森先輩は7歳年上で私が入門した時はすでにトップレスラーでしたから、サシで飲んだことはないのですが、ピッチの速さ、酒量は別格。世代交代後に500ミリリットルの缶ビールを34本とか、毎晩焼酎のボトルを3本空けてた井上や私から見ても「すごい!」と思わせる酒豪中の酒豪でした。