酒の席でも“勝負事” ブル中野さんが語る全女のムチャ飲み
井上とはどっこいどっこいぐらい。量なら体調次第で勝ったり負けたりのいい勝負かな。それでも飲みだすとお互いに張り合うから、「先にトイレに行ったら負け」っていう妙なルールを決めてビールを飲み、膀胱炎になりかけたこともありました。
体に悪いってのが明らかなのに、ついつい勝負事にしてしまうのがプロレスラーの悲しい性なんですよね。
最近は酒量がガクッと減りました。持病だった重度の変形性膝関節症の治療で90キロ台だった体重を減量するため、一昨年2月に「胃のバイパス手術」をしたからです。これは胃の一部を手術で切除し、飲食量と摂取カロリーを強制的に減らす方法で、10分の1の大きさに。手術後は流動食から胃を順応させなければならないので、最初は完全禁酒。解禁したのは半年後で、それからは少しずつ飲みだしました。
おかげさまで今は体重が50キロ台になり、健康そのものですが、ビールはお腹が張っちゃうので、もっぱら麦焼酎の水割りやお湯割り。最近、ようやくボトル1本空けられるまで回復しました。お酒の良さは大好きなこともありますが、何といっても人と人の垣根を低くしてくれること。飲み交わすことで、お互いの心の奥を知り、本音を知り、性格もわかり合える。こんないいものはないんじゃないかしら。
ただし、一歩間違えると悪魔の水。人によっては紙一重かもしれません。自身の適量を知り、上手に付き合ってもらいたいですね。