「じゅん散歩」なぜ面白い? 高田純次に密着同行してみた

公開日: 更新日:

 すると、何の打ち合わせもなく、ゆる~く散歩がスタート。いきなり高田が女子大生をつかまえて話し始めるのだ。

高田純次を追い掛けるスタッフたち

 通常、このような番組はあらかじめ行き先や出会う人が決まっているものだが、「じゅん散歩」はまさに行き当たりばったり。まさしく番組コンセプトの“一歩一会”だ。大まかに向かう先や店が決められている場合もあるが、高田が先を勝手にどんどん歩くため、信号の変わり目などでスタッフが慌てて追いかける場面もしばしば。

 そのスタッフはカメラマンや照明係らを含め総勢10人ほど。“昭和”の名残をとどめた「調布百店街」で高田が営業前のパブスナックのママと話し終えると、女性スタッフがさっと名刺を置いていく。放送で使っていいのか、確認するためのようだ。

 1951(昭和26)年創業の老舗青果店の娘婿は元ラッパーという変わり種。三味線・尺八の楽器専門店にぶらりと立ち寄った後、上布田自治会館へ。昭和20年代の調布の街並みを再現したジオラマを製作した「上布田大好きOG・OBの会」のメンバーらと昔話に花が咲く。どれも市井の人だが、会話を引き出す高田の話術はさすがだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  2. 2

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  3. 3

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  4. 4

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  5. 5

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  1. 6

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  2. 7

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 8

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 9

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット