「じゅん散歩」なぜ面白い? 高田純次に密着同行してみた

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 すると、何の打ち合わせもなく、ゆる~く散歩がスタート。いきなり高田が女子大生をつかまえて話し始めるのだ。

高田純次を追い掛けるスタッフたち

 通常、このような番組はあらかじめ行き先や出会う人が決まっているものだが、「じゅん散歩」はまさに行き当たりばったり。まさしく番組コンセプトの“一歩一会”だ。大まかに向かう先や店が決められている場合もあるが、高田が先を勝手にどんどん歩くため、信号の変わり目などでスタッフが慌てて追いかける場面もしばしば。

 そのスタッフはカメラマンや照明係らを含め総勢10人ほど。“昭和”の名残をとどめた「調布百店街」で高田が営業前のパブスナックのママと話し終えると、女性スタッフがさっと名刺を置いていく。放送で使っていいのか、確認するためのようだ。

 1951(昭和26)年創業の老舗青果店の娘婿は元ラッパーという変わり種。三味線・尺八の楽器専門店にぶらりと立ち寄った後、上布田自治会館へ。昭和20年代の調布の街並みを再現したジオラマを製作した「上布田大好きOG・OBの会」のメンバーらと昔話に花が咲く。どれも市井の人だが、会話を引き出す高田の話術はさすがだ。

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