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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

年400本TV出演の秘訣 ビビる大木は“自分を消せる”仕事人

公開日: 更新日:

「出勤って言うと、『ん?』って言われるけど、出勤じゃないですか」(ビビる大木/テレビ朝日「俺の持論」2月3日)

 ファンレターが10年間ゼロというほど“人気”がないにもかかわらず、年間約400本ものテレビ番組に出演しているビビる大木(43)。そんな彼は、身の丈に合った生活を続けるため、いまだに電車で“出勤”しているという。

 毎朝のように満員電車に揺られる通勤ラッシュを味わっているのだ。そんな彼が漏らした言葉を今週は取り上げたい。

 芸能人が収録に行くことをあまり「出勤」とは言わない。だが、大木にとってそれは「出勤」なのだ。なぜなら、紛れもなく収録は「仕事」だからだ。

 以前、大木は遊び心あふれる草創期のテレビが魅力的だという話の流れから、満島ひかりに「テレビで遊べてますか?」と問われ、こう即答した。

「遊べないですよ! ボクなんて100%ホンネなしでやってますから」(NHK「土曜スタジオパーク」16年4月30日)

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