著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

長澤まさみ、TOKIO松岡も当たり役 春ドラマは見ごたえあり

公開日: 更新日:

 思えばパート1には宗教に帰依した清水富美加がミタゾノのいい相棒になっていた。今回の剛力彩芽を見て清水の女優力の高さを惜しむ。剛力は女優として今が踏ん張り時なのに、何ゆえにZOZOTOWNの社長とデートしてんの。総資産3330億に目がくらんだか。

中谷美紀ドラマは夫婦で見てはいけない

 絶対に夫婦で見てはいけないのが「あなたには帰る家がある」(TBS系)。中谷美紀&玉木宏夫婦に木村多江ユースケ・サンタマリア夫婦がからむ不倫ドラマ。経年劣化した夫婦のリアルが描かれ、妻が夫を責める言葉のひとつひとつで針のムシロ状態になる。中谷がただのヒステリックな妻にしか見えず、そりゃ玉木も木村に走るよな~と思ってしまう。妻を寝取られる夫・ユースケの得体の知れない気持ち悪さもいい。平成の「金妻」になるかどうか。

 最後は「ブラックペアン」(TBS系)。大学病院を舞台に新技術導入をめぐる不正や隠された過去を暴いていく本格医療エンターテインメントドラマ。孤高の天才外科医を演じる二宮和也は性格の悪さがにじみ出ていて秀逸。事務所の先輩、キムタクと違い、背が低いことをごまかそうとせず、それを逆手にとって長身の竹内涼真小泉孝太郎相手に野犬のように吠えまくる。ニノにしかできない技だ。

 内野聖陽市川猿之助、朝ドラ「わろてんか」のヒロイン葵わかなにカトパン(加藤綾子)のドラマデビューと出演者も豪華。金もかけていて見ごたえ十分。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド