渡辺謙「すごいぜ」と絶叫 ハズキルーペの広告費は100億円
「ずいぶん前から老眼が始まっていますが、競馬新聞の小さな数字を読むのに最近はハズキルーペを欠かせません。私は1・6倍のものを使っています。CMは第1弾の石坂浩二、第2弾の舘ひろし、そして現在の渡辺謙バージョンがありますが、個人的には舘のCMがお気に入りです」
ハズキルーペはもともと、30年前から発売されていた地味な商品。その製造元を買収したプリヴェ企業再生グループが、やはり傘下に置く大正7年創業の「神田通信工業」に製造を任せ、“信頼の日本製”のキャッチコピーを前面に押し出して売り上げを伸ばしてきた。
爆発的売り上げの原動力となっているのが、前期50億円、今期100億円とされる広告宣伝費。「羽鳥慎一モーニングショー」「情報ライブミヤネ屋」「ワールドビジネスサテライト」などの番組に湯水のように広告費を投下している。
平たく言ってしまえば単なるメガネ型の拡大鏡。数百円から手に入る類似品もある中、税込み1万980円(送料別)の商品が飛ぶように売れるのはマーケティング戦略の勝利と言える。
渡辺はCMの最後で「すごいぜ! ハズキルーペ」と絶叫する。まさに渡辺の言う通りだ。