テレビ各局が小泉進次郎の自民党総裁選敗退にホッとしている理由

公開日: 更新日:

 自民党の総裁選はとんだ茶番だったが、小泉進次郎の敗退にテレビ各局の制作部門は胸をなでおろしているという。兄の孝太郎をこれまで通りドラマやバラエティーに出演させられるからだ。

「一国会議員やヒラ大臣のお兄ちゃんならまだしも、現役の内閣総理大臣の実兄となると、ドラマでも連続殺人の凶悪犯や患者の命よりカネという悪徳医師のような役は振れないですよ。もちろん汚職政治家なんて絶対ダメ。孝太郎さんは相変わらず演技は一本調子ですが、医者や刑事などを無難に演じる中堅として、評価は上がってます。『警視庁ゼロ係』(テレビ東京系)のような主演シリーズも持っていますしね。そんな孝太郎さんのキャスティングに制約が出ると、ドラマが作りにくくなってしまう。他の出演者やスタッフも、これまでとは違う気の使い方をしなければなりませんしね。進次郎首相でなくて、みんなヤレヤレですよ」(ドラマ制作会社プロデューサー)

 WOWOWの連続ドラマ「フィクサー」では、首相の疑惑を追う刑事を孝太郎が演じたが、こんな役もできなくなってしまう。

 孝太郎はバラエティーの出演も多い。でも、サウナで半裸ではしゃいだり(「小泉孝太郎ムロツヨシ自由気ままに2人旅」フジテレビ系)、まんまる美尻の筋肉女神を前にデレデレ(「オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます」日本テレビ系)なんていうのは、さすがにまずいだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド