日本人女性初 全米ナンバーワンに輝き賞金1000万円獲得
実は私、全米で放映されたMTVのダンスコンテスト番組「America’s Best Dance Crew(アメリカズベストダンスクルー/ABDC)」で日本人女性で初優勝し「アメリカンドリームガール」と呼ばれたことがありまして。素人参加番組出演で人生が変わった“スーザン・ボイルのダンサー版”といったら分かりやすいでしょうか。今回はそんな私の体験をお話しさせていただこうと思います。
21歳でロスに単身渡米、ダンス三昧で3カ月を過ごし、帰国後、タッチターンでロスに舞い戻り、そのまま6年間日本に戻りませんでした。
その間、友達に誘われてアーティストのミュージックビデオの仕事をしたり、ダンスコンテストに出たり。そんなコンテストをMTVの担当が見ていて「ABDC」出演のチャンスをいただきました。私が優勝したのはシーズン4でしたが、実はシーズン1から4まで毎回オーディションには合格していたのに、自分の就労ビザがなかったり、メンバーのビザが切れていたりで不合格。出演を諦めていたとき、「あなたをどうしても起用したい。ヒロ、明日までに“番組に出られる”メンバーを揃えて!」と最後のチャンスがきました。10時間で女の子4人を集め、振り付けを入れて再度挑戦。アクロバットのできるアメリカ人2人を含む全人種を集め、メンバー構成に「和」のメッセージを込めました。