モノマネ芸人の神奈月 “完全フリー”がたたり人間不信に
番組の台本には、最初の方のページの出演者の欄に事務所名と連絡先が書いてあるのですが、僕はケータイ番号を載せてました(笑い)。個人情報だから、今では考えられないけど、イタズラ電話は意外になかったですね。
知らない番号からたくさんかかってきても、ほとんどが仕事のオファーだったので、ロケの合間も電子手帳を持ち歩いてスケジュール管理してました。
オファーはうれしかったけど、スケジュールを“仮押さえ”されることが多かったですね。「仮」で手帳が埋まってるけど、決まる仕事は本当に少なかった! 僕も先方にしつこく確認しなかったし、先方もフリーの僕には頼みやすくて、仮押さえしやすかったのかも(笑い)。
中には、同じイベンターさんに4日間押さえられたけど、決まったのは結局1日で、しかも、ギャラが安かったり。だんだん人間不信になっていきましたよ(笑い)。
今の事務所に入ったのが2000年。他の芸人に、「マネジャーがスケジュール管理してくれるし、仕事の交渉もしてくれるんだよ」と言ったら、「神奈月さん、それ普通ですよ」と言われました(笑い)。