元武富士ダンサーズ 大西裕貴子さんが明かす“CM撮影秘話”
「中でも、91年10月にスタートしたSMAP初の冠バラエティー『愛ラブSMAP!』(テレビ東京系)のコーナー振り付けをしたのが忘れられないですね。森(且行)さんがいた6人グループの時で、まだ全員10代でした」
ちょうどそのころ、消費者金融の武富士が企業イメージアップのためにCMを制作。それが武富士ダンサーズ誕生のきっかけだった。
「オーディションに応募したのは300人以上。その中から男性も含めて14人が選ばれました」
当初の収録では、衣装はジャケットにハット姿。だが、最後の最後に武井保雄社長(当時)のリクエストがあった。それが、社長自ら購入したシルバーのレオタードを着用したバージョンだ。
「プロデューサーは『社長がおっしゃるから撮るけど、使うのはジャケットの方』と言ってたのに、いざ、オンエアを見たらレオタード。本当にビックリしました」
だが、テーマソングとなったジョー・リノイエの「シンクロナイズド・ラブ」のノリの良さも手伝い、たちまち一世を風靡。CMが話題になり6年にわたって放送された。