事件、退所、病気…ジャニーズ内の光と影が鮮明だった一年
今年ほど一年を通してスポーツ紙の芸能面をジャニーズの話題が占める割合が大きかった年はなかった。既成タレントから新グループまで話題は尽きなかったが、半面、スキャンダルも多かった。
熱愛発覚は今やお馴染み。V6森田剛の結婚があったが、前例のない事件もあった。元TOKIO山口達也の強制わいせつ事件。NEWS小山慶一郎の未成年女性との不適切な関係。いずれもお酒がらみだった。2年前の元SMAP3人の事務所退所が刺激になったのか、渋谷すばるは関ジャニ∞を脱退して退所。続けて今井翼も退所する。さらに若手グループの相次ぐパニック障害による休養。
芸能界全体のニュースでは結婚や離婚などの王道に独立騒動が加わったぐらいだが、ジャニーズは多様化。さまざまなトラブルが起きている。
芸能関係者は、「過度の酒も病気もアイドル特有のストレスに起因しているようにみえる。教育、管理方法を含め見直す時期なのかもしれない」と指摘するが、彼らなりのストレス発散法がお酒だったのだろう。パニック障害も〈不安感や恐怖が突然訪れるのが特徴で震えや呼吸困難が起こる。大勢人が集まる場所で起きやすい〉という。アイドルは外に出ても常に多くのファンに囲まれ追っかけられ、注視される。パニックになりやすい環境下にある。それでもファンファーストがアイドルの宿命。一部のファンの行き過ぎた行為に目をつぶり耐えていたのだろうが、ついに関ジャニの大倉忠義が爆発した。ファンサイトのブログで〈ストーカー行為では〉と数々の行動を非難。ファンに対して注意喚起したのも、ジャニーズ始まって以来のことだった。