著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

事件、退所、病気…ジャニーズ内の光と影が鮮明だった一年

公開日: 更新日:

 今年ほど一年を通してスポーツ紙の芸能面をジャニーズの話題が占める割合が大きかった年はなかった。既成タレントから新グループまで話題は尽きなかったが、半面、スキャンダルも多かった。

 熱愛発覚は今やお馴染み。V6森田剛の結婚があったが、前例のない事件もあった。元TOKIO山口達也の強制わいせつ事件。NEWS小山慶一郎の未成年女性との不適切な関係。いずれもお酒がらみだった。2年前の元SMAP3人の事務所退所が刺激になったのか、渋谷すばる関ジャニ∞を脱退して退所。続けて今井翼も退所する。さらに若手グループの相次ぐパニック障害による休養。

 芸能界全体のニュースでは結婚や離婚などの王道に独立騒動が加わったぐらいだが、ジャニーズは多様化。さまざまなトラブルが起きている。

 芸能関係者は、「過度の酒も病気もアイドル特有のストレスに起因しているようにみえる。教育、管理方法を含め見直す時期なのかもしれない」と指摘するが、彼らなりのストレス発散法がお酒だったのだろう。パニック障害も〈不安感や恐怖が突然訪れるのが特徴で震えや呼吸困難が起こる。大勢人が集まる場所で起きやすい〉という。アイドルは外に出ても常に多くのファンに囲まれ追っかけられ、注視される。パニックになりやすい環境下にある。それでもファンファーストがアイドルの宿命。一部のファンの行き過ぎた行為に目をつぶり耐えていたのだろうが、ついに関ジャニの大倉忠義が爆発した。ファンサイトのブログで〈ストーカー行為では〉と数々の行動を非難。ファンに対して注意喚起したのも、ジャニーズ始まって以来のことだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方