出川哲朗まで初出演…NHK紅白「審査員制度」の疑問と矛盾
また、要、不要とは別に審査方法が分かりにくいという声もある。今年は①視聴者審査員②会場審査員③ゲスト審査員のそれぞれの中で投票数が多かった組(紅か白)に1ポイントが与えられ、全3ポイント中2ポイント以上獲得した組が優勝となる。しかし、過去にはこんな“トラブル”もあった。
「2016年は審査員が持つポイントのウエートの違いが問題になりました。視聴者、会場審査員の投票は白組が圧倒していましたが、ウエートの高いゲスト審査員が結果を覆すこととなり、紅組が優勝しました。紅組・司会者の有村架純さんも『えっ』という表情でビックリしていました。昨年は全ての投票数の合計で勝負を決めたのですが、圧倒的に数が多い視聴者審査員の投票が強く反映されたため批判を集めた。審査員の在り方を考えさせられましたね」(テレビ局関係者)
前出のNHK担当者によると、「審査員は必要と考えている」とのことだが、毎年のようにルールが簡単にコロコロ変わっても成り立つ“審査員制度”。混乱を防ぐためにいっそのことやめてしまうのもアリかもしれない。