NHK紅白なのに“特別枠”ばかり 平成最後はご都合主義の極み
大みそかのNHK紅白歌合戦まで2週間を切った。今年は平成最後ということもあり、それにふさわしい大物歌手の出場が期待されたが、今のところサプライズは、紅白を卒業していた北島三郎(82)とサザンオールスターズの出演くらい。しかも、この2組は特別枠で、サザンが“大トリ”を務めると一部で報じられた。
これについてネット上の掲示板では侃々諤々。そして、視聴者の多くが賛同したのが、以下の意見だ。
「特別枠が大トリって、紅組も白組も意味ないってNHK自ら言ってるようなもの」――。
1951(昭和26)年のスタートから今年で69回目。出場歌手を「紅」と「白」に分け、男女対抗の「歌合戦」とする番組としては、もはや成立していないのである。
今回の“大トリ”について、NHK関係者の「平成最後の紅白を締めくくるアーティストは紅組、白組という枠にこだわらず、日本を代表する存在として選んだ」といったコメントがスポーツ紙などに掲載されたが、これぞご都合主義の極みである。