「恐怖のメロディ」じわじわ迫るストーカー女の“狂人化”

公開日: 更新日:

 スポーツ解説じみた結果論になるが、危険回避のポイントはあった。女がバーで待ち伏せしていたのはエキセントリックな行動だ。相手の精神状態を疑うべきだった。狂言自殺で知人の医師を呼び、警察への通報を見送らせたのも失点だ。DJという人気商売で、本命の恋人を取り戻したいとの気持ちから穏便な解決を願ったせいで泥沼にはまってしまった。

 心理学者によると、不倫の際に伏し目がちで「あなたの家庭を壊すつもりはない」と言う女は安全だが、男の目を見据えてこのセリフを吐く女は危険だという。後者は自分の本心を見抜かれないよう「凝視」でバリアーを張っているのだ。

 イーストウッドの恋人は売名が目的というから修羅場にはならないだろうが、別れ話で「お金をちょうだい」と美川憲一に変身するかも。“ダーティハリー”の最晩年は大丈夫か?

 (森田健司/日刊ゲンダイ

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情