「ルパンの娘」で“55歳美魔女”怪演 42歳小沢真珠の女優魂
今年2月に公開され、ブームを巻き起こした映画「翔んで埼玉」以来、山下氏は「小沢さんの女優としてのポテンシャルの高さに注目しています」と、こう続ける。
「『翔んで埼玉』で小沢さんは、千葉解放戦線のリーダーである阿久津翔(伊勢谷友介)と行動を共にする海女・浜野さざえを演じていました。強い眼力で常に埼玉側を威嚇する演技が、これまた、ものすごく振り切っていて。後半はシーンが変わるたびに『このシーンに小沢さんはいないか』と、まずは彼女の姿を探すほどになっていました。さざえの役は、もともとの台本では登場シーンが少なかったのが、小沢さんの演技があまりに面白かったため、出番が増えたんだそうです。あの映画で、小沢さんの女優魂に魅了された人も多いんじゃないでしょうか。キテレツな役を演じさせたら強烈な魅力を放つ、余人をもって代え難い女優さんだと思います」
「ルパンの娘」の脚本は、「翔んで埼玉」でも脚本を執筆した徳永友一氏、演出は「翔んで埼玉」でも監督を務めた武内英樹氏だ。両氏と相性の良さそうな小沢だけに、「ルパンの娘」でも振り切った演技と変幻自在の顔芸で視聴者の目をくぎ付けにしてくれるに違いない。