著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

「フライデー襲撃事件」は現場写真ゼロ…その経緯を話そう

公開日: 更新日:

 結果としてたけしさんがすべての責任を負うということで、軍団11人は後に起訴猶予となるのだが、あの両者入り乱れての修羅場の中、オレは自分でも驚くほどに冷静で「写真週刊誌の編集部に抗議に来て暴行写真を撮られたら、カモがネギをしょってグツグツと煮立った大鍋に入ってきたようなものだよ!」とカメラをかまえている者がいたら、そのカメラを奪いたたき壊してやろうと編集部全体に目をこらしていたので、ほとんど襲撃感は味わっていないのである(ホント、殴ってないからね、宮迫くんは反社のパーティーでギャラをもらってないって言ったくらい、ホントだからね、ってオーイ!)。

 しかし、事実として写真が一枚も出てきていないことをみても、襲撃がいかに突発的なものであるかを物語っている、まさに証拠であろう。

 長い年月を経て、現在オレは思う……。「なぜあの時、オレはカメラを持っていなかったのか!?」。それこそ歴史に残る一枚になり、今頃オレは大金持ちになっていたかもしれないのに。人生最大のチャンスをあの時自ら逃していたのか……と悔いる日々である。

(つづく)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪

  2. 2

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  3. 3

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  4. 4

    東国原英夫氏は大絶賛から手のひら返し…石丸伸二氏"バッシング"を安芸高田市長時代からの支持者はどう見る?

  5. 5

    都知事選落選の蓮舫氏を「集団いじめ」…TVメディアの執拗なバッシングはいつまで続く

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  3. 8

    ソフトバンク「格差トレード」断行の真意 高卒ドラ3を放出、29歳育成選手を獲ったワケ

  4. 9

    “卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方