著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

アニメ50周年 ギネス記録保持!の「サザエさん」を考える

公開日: 更新日:

 ドラマ版のキャスティングや髪形などが発表されたのは舞台の初日の前日。紀香にしてみれば明日が本番という時に「サザエさん」に扮した天海祐希の映像が流れ、話題になるのは気持ちのいいものではないはず。そうでなくともマスオさんを演じるはずだった原田龍二が例の「マイカー不倫」で降板というケチがついた。なにかといえば女性の反感を買いがちな紀香に対し、理想の上司ナンバーワンに選ばれるような天海が相手では分が悪すぎる。サザエさんという国民的人気キャラにあやかり、紀香人気の回復もともくろんでいたかもしれないのに。

 ただ、舞台はアニメと融合させたオープニングは楽しかったが、あえてアニメを意識した役作りなのか、紀香の学芸会のようなお芝居はなんとかならんかと思った。ちなみに、波平役の松平健や色気を感じさせる高橋恵子のフネ、着ぐるみで猫のタマ役を演じた酒井敏也がよかった。

 ワカメは乃木坂46の新キャプテン、秋元真夏と日向坂46の齊藤京子のダブルキャストで若者の取り込みを図ったのだろうが、2、3階は空席も目立った。その効果やいかに?

■世代によって配役イメージもさまざま

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」