JUNJUNはタクシーで“自爆”…芸能人の薬物逮捕はなぜ続く?
今年3月にピエール瀧被告(52)がコカイン所持で逮捕されてもう半年。5月には元KAT―TUNの田口淳之介被告(33)と小嶺麗奈被告(39)が、7月にはRIZEのジェシーことマック・ファーデン・ジェシー・ソラト被告(39)とKenKenこと金子賢輔被告(33)が大麻取締法違反で逮捕。その後の調べでジェシー被告は大麻の他にコカインを所持していたことも明らかに。
29日にはヘアメーキャップアーティストのJUNJUNこと、李惇源容疑者(リ・ドンウォン=33)もコカイン所持で逮捕された。
李容疑者は、タクシーの支払いの際、1000円札の間に白い粉末が入った小袋が挟まっており、運転手がタクシー会社を通じて警察署に届け出たというのだから、脇が甘いというか、もはや自爆行為。乃木坂46の白石麻衣らのヘアメークを担当し、身近にこれだけ芸能人の逮捕が続いているのに、なぜ用心するなり、薬物から足を洗うなど更生の道を選ばないのか。
心理学者の富田隆氏がこう言う。
「たばこをやめられない人が『たばこはリラックスするのにいい』『たばこを我慢するとストレスがたまって体に良くない』と言うように『依存』が自分に都合のいい情報ばかりを肯定、選択させ、不都合な情報は入れずに、記憶から消去してしまうのです。逮捕された人の中には『あの人は逮捕されていないから自分も大丈夫』『逮捕された人のほうが少数』など、薬物を使っても逮捕されない過信があったと思われます。このように常識外の考え方が形成されてしまうのが依存の怖さ。薬物を使用している人たちと一緒にいるとさらに正当化は強まります。もともと芸能界は一般人とは異なる価値観になりがちで軌道修正しなくても生きていけるところもあるので、過信しやすい。また、最近はSNSが盛んになって、自分を肯定する意見だけを集めやすくなり、同じ志向の閉鎖的なコミュニティーを築きやすくなっているだけに、芸能界に限らず、過信に陥りがちです」
つけるクスリはないようだ。