“今夜がヤマだ”デビッド・ホセインさん 4カ国語話す社長に
タレントとしてブレークした在日外国人は多い。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」でナゾの医師に扮して一世を風靡したデビッド・ホセインさん(57)もそのひとり。さて、今どうしているのか?
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「こんにちは、どうぞ」
都内南青山の瀟洒なオフィスビル。
「YAMADA.PRO」とプレートが貼られたドアを開けると、スーツ姿のホセインさんがニコやかに迎え入れてくれた。
身長185センチ。グローブのような大きな手から渡された名刺には「代表取締役」とあった。
「ここは私が社長をしている芸能事務所『山田☆プロ』です。設立したのは2011年5月で、主に外国人タレント、エキストラ、モデルをマネジメントしており、登録だけなら約3000人。このうち約1500人が実際に稼働しています」
テレビドラマのエキストラ、再現ドラマの俳優、モデル……。需要は多い。
「昨年はNHK大河ドラマ『いだてん』の外国人エキストラのキャスティングを任されましたし、木村拓哉さん・鈴木京香さんの主演で話題になったドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)もそう。この4月18日にスタートの神木隆之介主演ドラマ『鉄の骨』(WOWOW)の第4話にも出演しています」
ホセインさんはペルシャ語、日本語のほかに、英語、トルコ語もペラペラ。海外からのオファーにも対応し、自ら海外ロケのコーディネーターをすることも。
「スカウト方法? 約束をきちんと守れる人のみを口コミで教えてもらい、面接して決めています。時間厳守の人じゃないと、マネジメントする私が安心できませんからね」
ただ、最近は新型コロナウイルスの感染防止のため、ロケや撮影がペンディングになり、イベントなども中止や延期に。
「当然、売り上げが落ちるので、会社にとっては大きな痛手です。でも新型コロナが収まったら、また頑張ればいい。今は耐え忍ぶ時なんじゃないでしょうか」