名物司会者の大木凡人さんは今 大動脈解離で九死に一生
全国に100人ほどの会員がいる日本司会芸能協会会長だけに、メンバーからの相談も急増した。
「『食えない』『貯金が尽きました』『このままじゃ廃業』……。悲痛な電話ばかり。でも、僕自身が貯金がない、収入もない。助けることができず、申し訳なさで心苦しい毎日です」
先日、住所がある目黒区の「住居確保給付金」の手続きをすませてきた。
「5万円ちょいを3カ月補助していただけることになり、少しホッとしてるところです。でも、手続きに4時間以上。反社会的勢力が付け入るのを防ぐためなのは理解できますが、せめて2時間ぐらいでないと手続きできない人が続出してるんじゃないでしょうか」
■ワイドショーやバラエティー番組で活躍
さて、愛媛県八幡浜市に生まれた大木さん。司会者をする前は、ヤマハの営業マンだった。
「60年代ですけどね。大阪・心斎橋店の販売予約課で、ピアノやエレクトーンを担当してました。成績? 良かったですよ。3位で表彰されたこともありました」