著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ハワイ新婚旅行に同行取材 飛行機は百恵&友和の隣だった

公開日: 更新日:

山口百恵 編(4)

 披露宴の興奮冷めやらぬなか、翌11月20日、百恵と友和は新婚旅行先のハワイ・オアフ島へ旅立つ。2人は出発前にも空港内で会見を行った。報道陣でごったがえすなか、私は出発カウンターにいた。同行取材だった。彼らが呼んだわけではない。芸能メディアが激化していた時代。常にライバル社の動きに敏感になっていた。こんな話が囁かれ出していた。

「2人と親しい『平凡』と『明星』が同行して独占するらしい」

 疑心暗鬼に襲われ、最終的にテレビ・新聞・週刊誌の大半が同行となった。今なら「来ないでくれ」と事務所が一言いえば、多くの社は従うはずだが、当時のメディアははねつける勢いがあった。それだけではない。

「百恵と友和はメディアに応援されたことも人気に結びついた。そんな恩義と義理もあり、第1子出産まではメディアの要望に応えたのだと思う」(元映画関係者)

 前代未聞の新婚旅行同行取材。友和側も対応策としてマネジャーを1人、ハワイに同行させた。

 大半の社は先乗りしてホノルル空港で到着を待つのだが、私は機内から同行することになった。当初、エコノミーを予約していたが、2人は間違いなくファースト(当時、ビジネスはなかった)。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”