髭男爵ひぐち君の貧乏時代「ずっと誰かにパラサイトしてきた」

左が「髭男爵」ひぐち君、衣装は当時４万円！（2014年撮影）／（Ｃ）日刊ゲンダイ

　市井とはしばらく連絡を取ってなかったら、突然連絡がきて「映画撮ったから見にきて」と。

　監督になり、近年だと星野源さん主演の「箱入り息子の恋」（１３年）とか草彅剛さん主演の「台風家族」（１９年）を撮ったから頑張ってますよね！

　コンビになってからテレビに出られるまで、１０年近く貧乏でした。コンビニでずっとバイトしてました。

　先輩と後輩と３人で２ＬＤＫに住んでました。家賃１２万円くらいで、僕は３万円しか出してなかった。同居してた先輩がメシをおごってくれたり、後輩が「スロットで勝ったんで食材買ってきました」とかが多くて、ご飯には困らなかった。その後は、のちに結婚する彼女と同棲して家賃を払ってもらってましたから、僕はずっと誰かにパラサイトしてました。

■週６、カンニング竹山の家で夕飯を

　事務所の先輩のカンニングさんが売れ始めた頃、彼女と住むアパートも竹山さんのマンションの近くに借りまして、週６くらい、夕飯に呼んでもらってました。竹山さんは忙しくて、いつ呼ばれるかわからないので夜の１２時まで何も食べずに待ってたり。本当にお世話になってました。