バービーに高い支持 女芸人“脱ブス”に「いじり」の難しさ
一方、大久保佳代子(49)、いとうあさこ(50)は最近では自身を“ばばあ”と表現するなど、自虐的なスタンスをとりながら“ブス”としての立ち位置は変えずにいる。
バラエティー番組での“ブスいじり”はSNSに波及し、現実のいじめや誹謗中傷に変わるという負のスパイラルも。
実際、アジアンの隅田美保(44)は“ブス”いじりが嫌で休業しているだけに、バラエティーの世界でも扱いに慎重にならざるを得ない。
「インパクトのある顔は数ある芸人の中で顔を覚えてもらう最大の武器。女性芸人ではないが、アインシュタインの稲田直樹はあのルックスでイケメンとしてふるまい、堂々としているから、先輩芸人にいじられるほど人気になっています。ところがいじられたり、ツッコまれたりしたとき、本人が傷つけば途端にいじめになり、見ている方も不快になる。今まで以上にいじる側いじられる側の信頼関係が必要になる。最近は“ポッチャリ”キャラも増えているが、渡辺直美ら自信に満ちあふれていて、見ていてすがすがしい。結局“ブス”キャラであろうがなかろうが一生懸命やっている姿は一番カッコいいんじゃないでしょうか」(お笑い放送作家)