清原果耶 難役を天性の才能でこなすポスト広瀬すずに浮上
11月から12月に公開される日本映画では、フレッシュな若手女優が活躍する。それぞれの魅力とインタビューした折に垣間見た彼女たちの素顔を紹介したい。
大物感と18歳という若さからポスト広瀬すずの最有力候補に浮上したのが、来春放送開始のNHK朝ドラ「おかえりモネ」のヒロインに決定した清原果耶だ。
中川大志とダブル主演した田辺聖子原作のアニメ映画「ジョゼと虎と魚たち」(12月25日公開)ではヒロイン、ジョゼの声優に挑戦。
ジョゼは幼少期から車椅子で生活していたが、偶然出会った大学生に恋をして新しい時間の時計の針が動きだす。2003年には実写映画で池脇千鶴が演じた役だが、複雑な心情表現が必要であり、並大抵の演技力では演じきれない難しい役。清原に白羽の矢が立ったことに、評価の高さがよくわかる。
02年1月30日生まれ、大阪府出身の清原は、上野樹里、吉高由里子らも所属するアミューズが主催した「オーディションフェス2014」で優勝。波瑠主演の朝ドラ「あさが来た」(15年)、広瀬すずの生き別れた妹を演じた「なつぞら」(19年)、連ドラ初主演の「透明なゆりかご」(18年)とNHKのドラマで活躍している。