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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

玉川発言が番組目玉 煽る報道は昔からメディアの常套手段

公開日: 更新日:

 非難を浴びた玉川氏は「煽るというけど、十分な危機管理をする。それで何もなければいいでしょう」という旨の弁明をしている。一理あるのも事実。危機を煽れば大半の人は危機に備える。何もなければ「よかった」と胸をなで下ろし、煽った報道に文句を言う人はいない。以前、気象予報士からこんな話を聞いた。

「大雨予報して降らないと文句は来ないが、曇り予報で大雨になると“いい加減な予報して”とお叱りの抗議が来る」

 煽る報道は関心が高く、仮に何も起こらなくともクレームは少ない。これが煽り報道の原点にある。どう受け取るかは視聴者任せ。正しく怖がるのが感染症。正しく判断すべきなのが煽り報道だ。 =つづく

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