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高倉文紀美少女・女優評論家

札幌市生まれ。女優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がける。映画パンフレット、芸能プロダクション・企業向け分析リポートの執筆も担当。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

田中みな実「あざとかわいい」だけでなく器用で表情も豊か

公開日: 更新日:

 ニベア花王やコーセーなどのCMにも出演しているが、彼女の持ち味がよく出ていて女優としての可能性を感じさせるのが、NTTコミュニケーションズ「OCN」のCM。最新バージョンではeスポーツプレーヤーの大友美有らに話を聞くというスタイル上ではフリーアナらしさを発揮しているが、そこには「あざとかわいい」の要素はまったくなく、小細工せずストレートに存在感の魅力を描き出している。

 こういう田中みな実を見たかった。そう思わせてくれるCMだ。

 異色キャラの女子アナだからこそ広く知られるようになったのは間違いないが、パラレルワールドに「別の人生を歩む田中みな実」が存在したら、透明感の中に憂いを秘めた、そのままの魅力で、最初から女優として活躍していてもおかしくない。

 そう言えるのは、いくつかの理由がある。ひとつは、彼女がもともと器用な人だという点だ。

 TBSアナウンサー時代の彼女に雑誌「日経エンタテインメント!」の取材でインタビューしたのは、2013年2月号だった。当時は「サンデージャポン」のコーナー担当で活躍していて、「ぶりっ子期」の真っただ中だったが、ぶりっ子キャラが誕生したきっかけについて彼女は「番組で『やって』と言われて、できちゃったから(笑い)」と答えてくれた。

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