徳光正行さん(2)2度目のスーパーショットになるはずが…「ホールイン1.5」とはさてなんだ?
前回は徳光家3代続けてのホールインワンについて触れましたが、今回は「ホールイン1.5」というお話を。それはホールインワンを達成したのと同じ、久邇カントリークラブ(埼玉)のパー3で起きました。
1打目をミスし、「OBに行ったかな」と暫定球を打ったんです。その暫定球が1発でカップに入っちゃった。しかし、残念なことに、最初の球を捜しに行ってみるとセーフ。生き残ったボールをそのままプレーすることになり、3打目の“スーパーショット”は幻になってしまいました。しかも、2打目以降もミスが続いて、結局ダブルボギーになっちゃった。
30歳で始まった僕の「第2期ゴルフブーム」が8年目に入った頃、実は再びクラブをおいたことがあります。あれは、真冬の1月に筑波カントリークラブ(茨城)でのラウンドでした。とにかく寒くて、トップすると手は痛いし、スコアはメタクソ。筑波山から吹き下ろしてくる風にさらされながら、「お金を出してまで、何をやっているんだろう」と思って、またやめちゃったんです。それから10年間はびっくりするくらい興味がなくなって、道具も実家に置きっぱなしでした。