「ドラゴン桜」生徒役で一番の成長株は鈴鹿央士と…誰だ?
「当初の藤井は上から目線の嫌みなキャラ。どこまで視聴者をムカつかせるかが勝負でしたが、鈴鹿さんはそれをうまく演じて、きっちり憎まれ、第9話の涙のシーンでは、視聴者に〈応援してあげようか〉という気にさせた。後半に向けて顔つきまで変わってきている。変化を見事に演じて、人気が急上昇しています。それが最初から鈴鹿さんの演技プランだったとしたら、凄い」
■長澤まさみに続くか?
その鈴鹿以上に山下氏が成長を感じたというのが、〈何不自由なく育って飽きっぽい性格〉という早瀬役の南沙良(19)なんだとか。
「同じ事務所ということで“第2のガッキー”なんて言われますが、当初は正直〈それほどかな〉〈埋もれちゃうかな〉と感じていました。ところが回を追うごとに、南さんの透明感あふれる魅力に気づかされたんです。早瀬は東大専科の中で一番普通の生徒で、キャラに大きな起伏がない分、実は演じるのが一番難しいのに、最初から〈確かにこういう子っているよね〉と思わせるうまさがあった。何より素晴らしいのは、南さんの声。女の子っぽいけど甘ったる過ぎないあの声は、画面を見ていなくても南さんとすぐ分かります」
確かに役者にとって声は大事だ。普通に見えて存在感を発揮し、どんどん魅力的に感じさせる南がイチオシらしい。
第1シーズンの生徒役は長澤まさみしかり、その後“出世”した。鈴鹿と南は続けるか。