鈴木亮平「TOKYO MER」高視聴率の秘密は「水戸黄門」&「アルマゲドン」感
ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は、「視聴者のその気持ちはよく分かります。喜多見先生はまず『大丈夫ですよ』と患者を安心させるために声かけをするのですが、あのセリフを聞くとテレビの前の私まで『もう大丈夫』となぜか毎回安心してしまいますから」と笑う。
ところが、そんな「TOKYO MER」の毎回の“お約束”には、こんな声もちらほら。〈『死者は……ゼロです!』でみんなが騒ぐのがお約束だけど、さすがにコントっぽく見えてきた〉〈(石田ゆり子が演じる)都知事が危機管理対策室長の肩に手を置いて『お疲れさま』っていうシーン、毎回いる?〉なんて感じだ。
「いやいやいやいや、毎回のお約束、それこそが日本人が大好きなものですよ! たとえば不朽の名作『水戸黄門』。いろいろあっても、最後は〈この紋所が目に入らぬか!〉ですべて解決すると分かっている。だからこそ安心して見ていられるんです。『TOKYO MER』も、喜多見先生が何とかしてくれるという安心感があるからこそウケている。米倉涼子の『ドクターX』が〈私、失敗しないので〉と言わなかったら、数字は落ちると思いますよ」(ドラマ制作会社スタッフ)