リッキーさん(ブッチャーブラザーズ)廃校利用「出張お笑い学校」で親子に漫才を教えたい
1人は芸能界に入った時に付き人をさせてもらった森田健作さん。電話で事情を話すと森田さんは電話の向こうで喜んでいるのがはっきりわかる大きな声で「そうか、でかした!」と言ってくれて。
もう1人は相方のぶっちゃあさん。中野の喫茶店で会ってもらって「取締役になってくれと社長に言われて……」と話したら「ホンマかいな? じゃ俺たち安泰だな!」とすごい喜んでくれて(笑い)。
その後、今から3年前に常務になり、今年の4月に副社長になったので段階を踏んでいるんです。でも、「この会社、やらかしよった」というコメントが大きく報じてもらえたので、多くの人が芸人がいきなり副社長にと思ったんでしょうね。
社長としては独立するタレントさんも多い時代に、芸人なら芸人と事務所の両方の気持ちがわかるからと、僕を思い切って副社長にしたと思います。
ぶっちゃあさんには発表の3日前に報告して、その時は「ホンマかいな? 俺をクビにしないでくれよ!」と(笑い)。反応がいつも違う。
会社側の仕事もしていくうちに、廃校への思いと「何かに使えないか」という気持ちが高まってきました。「出張お笑い学校」は死ぬまでに実現したいと思います。行政を通してそういう事例が1つできると他のことで廃校を利用する人が増えるかもしれません。「もっと廃校を使おう」となっていけば、面白いのかな。