飯野矢住代誕生秘話<6>ジャニーズ事務所の女性所属タレント第1号に
地元の松濤中学校を卒業後、飯野矢住代はモデルの仕事の傍ら、ジャニーズの付き人をしていたことはすでに述べた。矢住代がジャニーズ事務所に入所したのも、そのときの関係性を思えば自然な成り行きだった。
今ではあまり知られていないことだが、ジャニーズ事務所には、過去、女性タレントも所属していた。筆者が小学生の頃には「オレンジ・シスターズ」なるアイドルグループが在籍していたし、現在は代表取締役社長として組織を切り回す藤島ジュリー景子(メリー喜多川の長女)も6歳でデビューし、いくつかの舞台や「おはよう!こどもショー」(日本テレビ系)、さらには「3年B組金八先生」(TBS系)に出演している。また、飯野矢住代の2年後にミス・ユニバース日本代表に選ばれた嶋田じゅんも、メリー喜多川のスカウトでジャニーズ事務所に所属している。
すなわち、飯野矢住代はジャニーズ事務所の女性所属タレント第1号だったのである。「二号発言」でマスコミのバッシングを受けた矢住代だったが、事務所は商品価値があると踏んだのだ。
■タレントとホステスの二足のわらじ