清野菜名にズボラ女子は似合わない? “偽装結婚”主演作「ハンオシ」の鍵はキュンボタン
「演技力うんぬんじゃなくて、ヒロインのキャラ的に〈清野より広瀬アリスの方が合うのでは〉なんて指摘もあります。清野本人が持つ“湿度の高さ”がズボラ女子にそぐわない印象はありますが、それは清野も事務所も分かった上でのチャレンジでしょう。本人も、自分とヒロインの性格は全然違うみたいなことを話していますからね」(前出のエンタメ誌編集者)
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「ラブコメの初回は大抵、似たような声が上がるもので、それは制作陣も織り込み済み」と、こう続ける。
「近年のラブコメのヒット作・話題作といえば、長めのタイトルを4文字に省略したり、“俺様イケメンと直情的女子”という設定に“〇〇キュン”というキャッチがあったりと、まるで公式があるかのようです。そうした制約の中でいかにグッとくるものを出すか。そこにハンオシ制作陣のストイックさを感じます」
気になるのは、ハンオシの放送中に視聴者がキュンとした場面で、スマホを使って「キュンボタン」を押せるという仕掛けだ。
「リアルタイムで見えない誰かと一緒に盛り上がれるという工夫も、今後じわじわ効いてくるかもしれません。初回はもっと露骨な“キュンの押し売り”があるのかなと思ったのですが、それほど押しつけがましい場面はなく、それでも終了5分前に最高の“キュン数”を獲得していました」(亀井徳明氏)