陣内智則の郵便局コント炎上は“非実在型”だった! クレームを無視していいケースも…
オンエア前、コントの「勝手に手紙を読む」という部分には、事前にテレビ局側のストップが入っていたと陣内は明かした。それについても小木曽氏は「その『ストップ』はちょっとテレビ局側が気にしすぎたと思いますよ」とその真意をさらに述べてくれた。
■「表現者は過度に炎上を恐れるべきではない」
「表現の自由にも直結するので、アーティストやお笑い芸人は本来、炎上しないラインはあらかじめ設けるべきではありません。作り手がその人なりの感性で『これはOKだろう』とか『これは批判されてもちゃんと反論できる』と思ったら、自分の判断と責任で、どんどん出していけば良いと思います。陣内さんもご自身の感性に自信を持ち、誰も、1人も批判しないものなんてありえない、という昔の芸人の感覚を取り戻して、無視すべきは無視してよいと思います」
ただ、徳光和夫(80)の「AKBの1人や2人は妊娠させられますよ」といった、誰がどう見てもアウト表現なケースもある。メディア側はコンプライアンス的にも、保守的にならざるを得ない部分もあるのだろうが、守りに走りすぎれば、いつの日かこの国の「娯楽」は衰退してしまうかもしれない。
(取材・文=SALLiA/ライター)